何ができるか、それをハッキリさせておこう
麻生総理がハローワークにきた人に『何をやりたいのかハッキリ言わないと紹介しようがない』と一喝したという様子がテレビのワイドショーで流れていた。
何をしたいのか、何だったらできるのか、それをハッキリさせておくのは、求職者の最低限のマナーだから、それがハッキリしない人を雇うような会社は、滅多にないだろう。
会社というのは、求職者に仕事を与えるために存在しているわけではない。
ここを間違うと、せっかく採用してもらった会社に入社しても、仕事先でトラブルを起こしてまた職探しをするハメになるだろう。
求人広告の注意点
さて、自分のできることが何かをハッキリさせれば、次は職探しだ。
職探しには、ハローワークに行って仕事を紹介してもらうとか、転職エージェントに登録して探すとか、という方法もあるが、たいていの人は求人広告や求人情報誌で探すかも知れない。
最近は、駅やスーパーやいろんなお店で無料の情報誌が置いてあるし、インターネット上にもその雑誌の情報が載っていたりする。
どちらにしても、求人票や求人広告に目を通して、どういう仕事場でどういう仕事なのかを読みとって、自分にできる仕事かどうか、自分を必要としている職場かどうかを考えなければならない。
応募、採用されて「こんなはずじゃなかった」と後悔する場合もあるので、注意が必要だ。
また応募するとなったら、面接対策として、広告に載っている情報をよく読んで、尋ねたい部分をチェックすること必要だろう。
●職種広告では詳しい業務内容はわからない。
「運営スタッフ」とか「営業」とだけある広告も多い。
カタカナ名で仕事内容の実態がわかりづらい場合も多いので、興味があれば電話やメールで何の業務なのか問い合わせてから応募するべき。
●応募資格年齢については目安と考えてよい場合もある。
ただこれは雇い主次第。
若い人を募集している場合には、履歴書段階ではねられるが、面接に呼ばれてもあまり期待しないほうがいい。
ただ呼ばれた際は、できるだけ長期間働けるコトが重要になるので、最低でも数年は働けないといけない。
ただ就職情報誌に書いてある「熱意を伝えることで年齢はカバーできる」のは、ほとんどウソ。
面接に呼んでもらえる場合は、若い人を雇ってもドンドン辞めていくので、年齢が高くても長く働いてくれる人を捜しているだけだ。
●勤務時間残業については、残業無しと書いてある場合以外は、あると思った方がイイ。
残業代が出るかどうかは、面接時の条件提示で確かめる。
●待遇・給与社会保険完備とかいてあれば、保険は完備されているはず。
給与に関しては、月給20万前後ならまあ確実にもらえるだろう。
だが、歩合給で3~40万まで可能!なんて書いてあるところは危ない。
派遣切りで問題になっているトヨタの期間工の募集広告にも、そういうコトが書いてあったしね。